店舗の通路側や棚の端となる「エンド」部分は、来店客の目に自然と入りやすいため、売上に直結する重要なポイントです。
エンド什器を適切に活用することで、商品の訴求力を高め、顧客の購買意欲を引き出すことができます。
今回の記事では、「エンド什器とは何か」というテーマで、概要や活用されている場所、活用すべき理由、製作時のポイントなどを解説します。
さらに、オリジナルエンド什器の製作のご依頼を承っている「JEM」のサービスもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
エンド什器とは?
エンド什器とは、売り場の棚の端、通路に面した場所に設置される陳列什器を指します。
通路に面しているので視認性が高く、来店客が通りすがりに商品を「見つけて」「手に取る」機会が増えやすくなります。
エンド什器を活用することで、季節やイベントに合わせた商品展開も可能です。例えば、夏は冷感グッズや日焼け止め、冬はカイロや暖房関連グッズなどを配置することで、タイムリーな商品訴求ができます。
さらに、POPや装飾を工夫したり、商品のサイズに合わせて上から陳列したり、色やデザインを意識した陳列を行うことで、より視認性を高めることができます。
活用されている場所
エンド什器は、さまざまな店舗で活用されています。ここでは、代表的な場所と活用方法を紹介します。
コンビニエンスストア
一般的に、3列~4列程度の商品の陳列棚が並べられているコンビニエンスストアでは、入り口入ってすぐ目に入る場所には、季節ものの食品や雑貨などが、レジ近くのエンド什器は、ガムや飴、和菓子などの手軽でついで買いしやすい商品を置くのに活用されています。
スーパーマーケット
広い売り場に多くの陳列棚がある中で、その列に何が置かれているか分かりやすいようにするために、関連商品を置いて、そのエリアへの導線にするために活用されるケースが多いです。
また、キャスター付きのワゴンタイプを利用して、季節商品やセール品を置く場合もあります。
さらに、スーパーマーケットでは、レジに並んでいるときに商品が見える、レジ前にエンド什器が設置されていることも多く、その場合はついで買いしやすい小さめのお菓子や、備蓄しておくと便利な電池やポケットティッシュ、衛生用品などが置かれます。
ドラッグストア
ドラッグストアでは、店舗に入ってすぐ目に入るフロントエンドに、季節商品などを展開していることが多いです。
また、プチプラコスメなども広く展開していることから、新作コスメや限定デザインなどを設置する目的でエンド什器が活用されています。
家電量販店
スーパーマーケットと同様に、売り場に何が置かれているか分かりやすくするため、エンド什器を活用して関連商品を置くことが多いです。
また、季節家電やトレンド商品などをひとつのエンド什器に設置して目立つようにしているケースもあります。
エンド什器を活用すべき理由

先ほども説明した通り、エンド什器の最大の特徴は、視認性の高さです。来店客が通路を移動する際や棚の突き当たりにある什器は自然と目に入りやすく、通常棚に比べて商品への注目度が高まります。そのため、エンド什器に陳列された商品は購買率が上がりやすく、訴求力の高い販促ツールとして活用できます。
さらに、売り場のテーマ演出にも有効です。バレンタインやハロウィン、クリスマスなど季節のイベントに合わせた装飾を施すことで、来店客に季節感を伝えることができます。また、店舗コンセプトに合わせた素材の什器を活用すれば、売場全体に統一感を持たせることも可能です。
加えて、エンド什器は通常棚よりも商品の入れ替えやレイアウト変更がしやすく、使用における自由度が高いため、売場全体のキャンペーンなどとの連動や、店舗の雰囲気づくりにも大きく役立ちます。通路の交差点や曲がり角に設置することで、来店客の目を自然に引き付け、意図したエリアに誘導することも可能となるでしょう。
以上のように、エンド什器は視認性が高く、売り場の演出効果を高められるうえ、陳列変更も柔軟に行えるため、適切に利用することで、売上アップにつながることも多いですので、積極的に活用するのがおすすめです。
エンド什器を製作する際のポイント

エンド什器を製作する際には、いくつかのポイントや注意点を押さえておくことが重要です。
ここでは、ポイント・注意点を詳しく解説します。
サイズ
まず大切なのが、通路の幅や既存の什器、陳列する商品に合わせたサイズにすることです。高さがありすぎると圧迫感を与え、低すぎると商品が目立たなくなってしまいます。
また、動線を妨げないよう、通路の広さを考慮した奥行きにすることが大切です。それでいて、設置がしやすく、商品が取りやすい設計が求められます。設置場所の高さや奥行きをしっかり確認し、バランスを考慮して設計しましょう。
形状・構造
エンド什器の形状や構造は、陳列する商品のサイズや重量に合わせて選ぶ必要があります。
主な形状として、まず階段型があります。棚が段状になっていて、上の段から下の段まで商品が見やすいだけでなく、補充作業もスムーズに行うことができます。
ゴンドラ型のエンド什器は、水平に商品を陳列できる形状で、きれいに並べることができ、商品数が多い場合でも補充がしやすくなります。
キャスター付きのワゴン型のエンド什器にすれば、移動が可能になるので、売り場のレイアウト変更や季節商品の展開、限定キャンペーンなどに柔軟に対応できるほか、商品の補充や入れ替え作業も効率的に行えるでしょう。
耐荷重や安定性も重要なポイントです。特に重い商品を設置する場合は、頑丈な素材を選び、安全性も確保しましょう。
デザイン
デザインも、売上や販促効果に大きく影響する重要なポイントです。什器のデザインが店舗のイメージと統一されていれば、商品の魅力をより引き立てることができます。シンプルでスタイリッシュなデザインや、木製などのあたたかみのあるデザインなど、店舗イメージに合わせて選ぶようにしましょう。
さらに、視覚的なインパクトを持たせることで、来店客の目を惹きつけ、商品への注目度を高める効果も期待できます。最近では、LEDライトを組み込んだ什器を取り入れる店舗も増えています。
店舗コンセプトに合わせたオリジナル什器を製作することで、販促効果を最大化できるでしょう。
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エンド什器の活用を検討されている方へ
エンド什器は、視認性が高く商品を効果的にアピールできるため、活用することで購買促進や売上向上に大きく貢献します。
製作する際には、サイズ、形状や構造、デザインを考慮することが重要です。
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