来店客の目線に合わせて商品を見せることができる「吊り下げ什器」は、視認性や購買意欲を高める効果が期待できます。また、場所をとらないため、スペースを効率良く活用できる点も魅力です。
一方で、商品や店舗のコンセプトに合わないデザインにしてしまうと、かえってイメージを損ねる可能性があり、サイズが大きすぎると視界を遮ってしまうことも考えられます。そのため、吊り下げ什器を製作する際には、デザインやサイズなど注意すべきポイントがあります。
今回の記事では、吊り下げ什器のデザインの重要性をはじめ、製作時のポイントなどを解説します。
効果的な吊り下げ什器を製作したいとお考えの方、担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
吊り下げ什器とは?
名前の通り、店舗の壁面や天井などに吊るして商品を陳列できる什器が「吊り下げ什器」です。
什器の上部には吊り下げるための紐やフックなどが付いており、店舗のデッドスペースを活用できるだけでなく、あえて目立つ位置に設置することで購買意欲を高めることもできます。
一般的にはコンパクトで細長い形状のものが多く、新商品や季節商品、話題性の高い商品を1種類に絞って陳列することで、利用者は手に取りやすくなり、衝動買いを促す効果も期待できます。
店頭用吊り下げ什器のデザインの重要性
店頭用吊り下げ什器のメリットとしては、柔軟に設置場所を変更できる点や視認性の高さが挙げられます。
店舗のレイアウトによっては、お店に入ってすぐや遠くからでも目に入るような場所に設置されますが、デザインが商品・店舗のコンセプトに合っていないと、常に目に入ることから逆に印象を下げてしまうこともあります。
適切なデザインの吊り下げ什器を活用すれば、顧客が何度も目にすることで、店舗やブランドに対して好印象を持ってもらえることがあります。また、遠くからでも商品の魅力を感じられるデザインであれば、その場所まで足を運んでもらえる可能性も高まるでしょう。
そのため、店頭用吊り下げ什器は、単なる陳列什器の補助的なものとしてではなく、イメージアップや売上向上に役立つツールでもあり、デザイン性を重視して製作する必要があるのです。
【吊り下げ什器】製作時のポイント・注意点

ここからは、吊り下げ什器を製作する時のポイントと注意点を紹介します。
デザイン
前述した通り、店頭用吊り下げ什器は、商品や店舗、ブランドのイメージを損なわず、目を引くようなデザインでなければ意味がありません。
ここでは、製作時のポイントを「色合い」「写真・イラスト」「形状」に分けて紹介します。
色合い
店頭用吊り下げ什器の色合いは、来店者の目を引くために重要な要素のひとつです。
視認性を上げるためには、コントラストを意識するのが効果的です。店舗の壁紙の色や陳列棚の色と同系色にしてしまうと埋もれてしまうので、反対の色を使用すると目立ちやすくなります。
陳列する商品の色とのバランスも大切です。いくら店舗内で目立たせたいからといって、色が強すぎると商品が埋もれてしまう可能性があります。同系色の淡い色を使うと、商品と吊り下げ什器に統一感が生まれ、まとまった印象にすることができます。特に、ブランドイメージを大切にしたい商品の場合は色の統一感を大切にしましょう。
写真・イラスト
写真やイラストを入れたデザインにすると視認性を高めることができます。
特に、写真は文字に比べて目に入った瞬間に情報を伝えることができるのでおすすめです。吊り下げ什器の上部の目立つ位置に、商品の中身や使用シーンの写真を入れると、パッケージだけでは伝えられない商品の魅力を伝えられるでしょう。
SNSで話題になっているような商品は、顧客が視覚で記憶していることがあります。広告などで実際に使われている写真やイラストを使用することで、より興味を引くことができます。
イラストを使うのも効果的で、写真や文字だけでは伝えづらい情報を表現しやすいというメリットがあります。商品説明を図解したイラストは、文字を読み込まなくても商品の魅力や使用感などを伝えることができます。
形状
設置場所を考慮し、導線を妨げないような形状であることも重要です。
陳列スペースが出っ張っている形状のものだと、通行の妨げになったり、買い物かごや鞄などが引っかかったり、ぶつかったりする恐れがあります。
通路の幅が狭い場所に設置する場合には、商品の陳列数を最小限に抑えたフラットな形にしたり、什器の角に丸みを持たせてぶつかりにくい形状にするといった工夫をしましょう。
その他
デザイン以外にも意識すべき点があります。ここでは「素材」「サイズ」「扱いやすさ」というポイントで紹介します。
素材
一般的に店頭用吊り下げ什器は、ダンボールなどの紙製のものが採用されることが多いです。
プラスチックや金属製のものに比べて比較的低価格で製作でき、デザインの自由度も高くなるので、新商品や季節商品など、期間限定で陳列する場合には特に紙製がおすすめです。
一方で、重量のある商品を陳列する場合や、定番商品として長期的に陳列する場合などでは耐久性を考慮し、プラスチック製や金属製にしたほうが良いでしょう。
サイズ
吊り下げ什器のメリットを活かすためには、サイズも重要なポイントです。
什器を吊り下げた時に、遠くからでも目に入るようなサイズや高さになるようにしつつ、商品は手に取りやすいように設計する必要があります。吊り下げたときの高さを意識して、サイズを決めるようにしましょう。
また、商品を置ける数が少なすぎると、スタッフの補充の負担が増えてしまいます。設置する場所のスペースに合わせつつ、陳列数も十分に確保できるサイズにするのが理想です。
扱いやすさ
設置や移動のしやすさや、商品の補充のしやすさといった、店舗スタッフ目線での扱いやすさも重要なポイントです。
特に、商品の補充の際に吊り下げ什器を取り外す必要がある設計は、スタッフの負担が大きくなります。補充が容易に行えること、そして補充や入れ替えの際に什器がぐらつかないような安定性が求められます。
オリジナルの吊り下げ什器を製作するなら

店頭用吊り下げ什器の製作をお考えであれば、ぜひ「株式会社JEM」にお任せください。
「JEMに関わってくださるすべての人や企業に喜んでいただくこと。」をモットーに、お客様のニーズに合わせて、高品質かつ低価格な什器を製作しております。
これまで、数多くの企業様より店頭什器全般の製作をご依頼いただいており、お客様のご要望に合わせた最安・最早・最高クオリティの提供企業を選定し、最適な「コスト・納期・クオリティ」を担保しております。
ご相談いただければ、ご要望や予算をヒアリングさせていただき、デザインをご提案いたします。店舗やブランドイメージに合った什器を設計し、3Dモデルやスケッチを用いて具体的なイメージを共有し、「納品されたらイメージと違った」ということがないよう徹底しています。
何も決まっていないという場合でも、企画段階からご提案、納品管理までしっかりとサポートさせていただきます。
完成した什器はお客様のご指定の場所に納品し、必要に応じて設置作業もいたします。さらに、納品して終わりではなく、製作した什器の不備がないか、使い勝手はどうかなどのヒアリングをさせていただくといったアフターフォローも行っております。
「まずは見積もりだけ」といったご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
店頭で吊り下げ什器を活用してみては
店頭吊り下げ什器は、大きなスペースを必要としないので、店舗内のデッドスペースを有効活用でき、吊り下げることによって、店内の様々な位置からでも商品をアピールできるメリットがあります。
そのメリットを活かすためには、デザイン性を重視し、信頼できる業者に製作を依頼することが重要です。
ご依頼先にお悩みであれば、東京・大阪を中心に什器やPOP、印刷物の製作実績が豊富な「JEM」へぜひお任せください。

























































