展示会やプロモーションイベントなどで、商品やサービスを効果的にアピールするために欠かせないのが魅力的な什器です。
イベント用什器を調達する上で、見た目のインパクトだけでなく、機能性や設置のしやすさ、安全性も重要なポイントになります。
今回の記事では、イベント用什器の主な種類や選び方を中心に解説し、購入とレンタルの比較や弊社のサービスの紹介をいたします。
イベント用什器の主な種類

イベントで活用される什器には、様々な種類・タイプがあり、設置場所や用途に応じて選ばれます。。ここでは代表的な什器の種類として、「フロア什器」「卓上什器」「吊り下げ什器」「スタンド什器」について紹介します。
フロア什器
自立して床に置けるタイプがフロア什器です。ダンボールや厚紙などの軽量で丈夫な紙製のものが主流です。フロア什器にも様々な種類があり、他の什器と差別化できる半円形のものや、展示する商品の種類が多い時に便利なマス目型のもの、セパレート形で上段を取り外せばカウンター什器にもなるものなどもあります。
設置や移動が比較的簡単で、搬入や搬出がスムーズにできるでしょう。また、床置きで目線の高さに合わせられるため、来場者の目に自然と入りやすくなります。棚の段数を変えたり、フックを追加したりなどのカスタマイズが可能なものも多く、商品数や展示物が多くても整理して魅せることができます。
一方で床置き型であることがデメリットになる場合もあり、展示スペースが狭い場合には圧迫感が出てしまうこともあります。また、軽量素材のフロア什器の場合には、風や接触で倒れる可能性があるので、重しの使用や固定方法の検討が必要になるでしょう。
卓上什器
卓上什器は、カウンターや店舗のレジ横などに設置されることの多い小型の什器です。コンパクトながらも商品の魅力をしっかりと伝えることができ、レジ横などに設置することで、顧客の「ついで買い」を促すことができます。
イベント用什器として使用するのであれば、受付横などに設置してパンフレットやメインとなる商品の見本などを置くのに適しています。
コンパクトであることから、イベントへの搬入が容易で、対面のデスクなどがある場合には、接客時に商品やチラシを自然に見せることができますが、陳列できる量が少なく、視認性はやや劣るというデメリットもあります。
吊り下げ什器
天井や壁などに取り付けて使用する吊り下げ什器は、空間を有効活用できる点が特徴です。大型イベントや展示会用に遠くからでも見えるように設計されたものも多く、視認性に優れているという特徴があります。イベントで活用するのであれば、ブランドロゴやキャッチコピーなどを記載するのがおすすめです。
ただし、設営時に脚立やワイヤーやフックなどの道具が必要で、設置に時間がかかってしまう可能性があります。また、吊り下げるものは軽量なものに限られるので、吊り下げるものを、しっかり選定する必要があるでしょう。
スタンド什器
フロア什器と同じく自立して床に置けるタイプのスタンド什器は、フロア什器が商品を陳列するのが目的なのに対し、スタンド什器は情報の提示や誘導が目的となります。
可動式のスタンド什器を導入すれば、イベントの際の来場者の導線設計やイベント会場での注目度向上に直結します。
しかし、スタンド什器はあくまで補足的役割となるので、展示のメイン什器にはならず、色使いやデザインなどの工夫をしないと、目立たない可能性もあります。
イベント用什器を選ぶポイント・注意点

イベント用什器を選ぶ際には、見た目だけでなく、実用性や安全性なども含め、総合的に判断することが大切です。ここでは、イベント用什器を選ぶ際のポイントや注意点を解説します。
設営・撤去のしやすさ
イベントでは、限られた時間内で設営・撤去をおこなう必要があります。そのため、工具類が不要で簡単に設置できるものが適しています。スタッフが短時間で組み立てられる設計の什器であれば、作業の効率化につながります。
また、分解してコンパクトに収納できるタイプは、輸送の手間やコストも抑えられるのでおすすめです。複数回のイベントに参加する場合は、繰り返し使用できるかどうかも確認しておきましょう。
耐久性・安全性
展示物や商品の重さに耐えられる構造であること、倒れたり破損したりしない安全設計であることがイベント用什器には求められます。特に人の多く集まるイベント会場では、安全対策は欠かせません。ぐらつきや不安定さがある什器は、事故発生の原因になりかねないため、避けるようにしましょう。
屋外イベントの場合には、天候悪化による風や雨への耐久性も考慮しましょう。素材や構造に注意し、必要に応じて補強パーツなどを活用することが大切です。
デザイン
イベント用什器のデザインも重要なポイントです。
イベントで展示する商品の雰囲気やブランドイメージと一致していない場合、せっかくのPRの場にも関わらず、マイナスイメージを与えかねません。
シンプルでスタイリッシュなデザインが適している場合や、木製などのあたたかみのあるデザインが適している場合など、ブランドイメージや目的に合わせて選択し、商品や会場の雰囲気と一致させましょう。
また、視覚的なインパクトを持たせると、人の目を惹きつける効果も期待できるでしょう。
イベント用什器の購入とレンタルを比較

イベント用什器は、購入だけでなく、レンタルという選択肢もあります。基本的に普段使いをしないことからレンタルをするケースも見られます。
レンタルの場合は、購入に比べてコストがかからず、保管する必要がないのでスタッフの負担が減るというメリットがあります。そのため、単発的なイベントの場合にはレンタルの方がメリットが大きいでしょう。また、レンタルすれば、イベントの規模に応じて適したサイズを選べるため、小規模から大規模なものまで柔軟に対応できます。
しかし、什器をレンタルする場合は、決まったデザインや素材のものから選ぶことになるので、他社との差別化が図れません。差別化を図るために、オリジナルPOPなどを作成する方法もありますが、かえって負担がかかってしまうこともあるでしょう。
その点、オリジナル什器を製作すれば、別でPOPなどを作成しなくても、什器自体のデザインで、他社との差別化を図ることができ、ブランドの訴求力を高めることができます。また、定期的にイベントに出展する場合や、店舗でも使えるようなデザインで製作すれば、長期的にみてレンタルするよりもコストパフォーマンスが高くなるでしょう。
イベント用什器を製作するなら
イベント用什器は、展示会などでブランドや企業のイメージや商品の魅力を伝えるために重要なツールです。イベント用什器には、自立する床に置くタイプのものや、カウンターなどに設置する卓上什器、天井や壁に吊り下げるタイプのものなど、様々な種類があります。
イベント什器はレンタルも可能ですが、他社と差別化を図りたいのであれば、オリジナル什器の製作がおすすめです。
オリジナル什器であれば、独自性の確保とブランドや企業イメージの強化が可能で、展示する商品の大きさや数に合わせたサイズや仕様にカスタマイズすることができます。
なお、イベント用什器の製作をご検討されているのであれば、ぜひ「JEM」にご相談ください。
JEMでは、什器やPOPなどの製作を承っており、最適な「コスト・納期・クオリティ」を担保したサービスの提供が可能です。
「イベント用什器を作りたいけど何からすればいいかわからない」「とりあえず見積もりだけお願いしたい」というご相談でも、ご要望やご予算などをしっかりとヒアリングさせていただき、ご提案をいたします。
理想的なイベント用什器を製作したいというご担当者様は、ぜひ「JEM」までお気軽にご相談ください。