企業やブランドが顧客との接点を増やし、アピールするための手段の一つとしてオリジナルの「ノベルティカード」の活用があります。ブランド名やロゴ、連絡先、特典など多くの情報を伝えることができる販促ツールです。
今回の記事では、ノベルティカードとは何かをはじめ、使い方や、製作する際のポイント・注意点などを解説します。
ノベルティカードとは?
ノベルティカードとは、企業やブランドがプロモーション目的で配布するカードのことです。素材は主に紙やプラスチックなどでショップカードや割引券、クーポン、スタンプカードなどとして活用されています。
オリジナルのノベルティカードは、デザインや印刷内容によって顧客に強い印象を残すことができます。たとえば、QRコードを載せれば、WebキャンペーンやSNSと連携できるので、ノベルティとして有効なアイテムです。
また、イベントや展示会、キャンペーンなどでも使用されることが多く、低コストで配布しやすいというメリットもあります。
ノベルティカードの使い方

ここでは、ノベルティカードの具体的な使い方を紹介します。
クーポンカード
飲食店やアパレルショップ、小売店などでは、クーポンとしてのノベルティカードが活用されています。
カードに次回使える特典として「○%OFF」「○○円OFF」などと印刷したカードを配ることで、再来店を促す効果があります。手軽に導入でき、リピーター獲得に役立ちます。
ポイントカード
ポイントカードもノベルティカードの一例として挙げられます。ポイントが貯まることで得られる特典や割引内容を記載し、店舗やブランドのイメージに合わせたり、季節感を取り入れたデザインにすることで、印象に残りやすくなるでしょう。またリピーター獲得に効果的です。
イベント配布用カード
イベントや展示会などに出店する際の、来場者に配布するノベルティとしてもカードは有効です。素材やデザインに工夫を凝らせば、来場者の記憶に残りやすくなります。
さらに、QRコードを載せてWebサイトやSNSに誘導する仕掛けを加えることで、デジタル施策と連動したプロモーションも可能となります。
紹介カード
家族や、知人・友人の紹介によって特典を受けられる「紹介カード」もおすすめの使い方です。デザイン性にこだわり、、紹介された側が魅力を感じる割引やプレゼントを用意することで、自然な口コミ拡散を促せます。
限定デザインのコレクションカード
キャラクターグッズやブランドなどでは、コレクションアイテムとしてのカードの需要も高いです。
限定デザインやシリアルナンバーを入れることで、希少性が増し、ファンの購買意欲を刺激する効果があります。
ノベルティカードを製作する際のポイント・注意点

ここからは、ノベルティカードを制作する際のポイントや注意点を「サイズ」「素材」「デザイン」に分けて解説します。
サイズ
ノベルティカードの一般的な大きさは、名刺(91mm×55mm)やクレジットカードサイズ(85.6mm×54mm)で、配布する場面や使い方に応じて最適なサイズを選ぶことが大切です。
名刺サイズはクレジットカードサイズよりやや横長になるため、情報を多く入れやすく、手渡しする際
に適しています。持ち歩いてもらうために、財布やカードケースへの収納性を重視したい場合には、クレジットカードサイズが適しています。
よりインパクトを残したい場合や、コレクションカードとして使う場合は、トレーディングカードで主流の「88mm×63mm」サイズが良いでしょう。
素材
カードの素材は、紙・プラスチック・PET素材などが一般的です。
コストを抑えたい場合や、スタンプを押すポイントカード、短期キャンペーン・大量配布には紙素材が適しています。長期間使用が前提となる場合や、高級感を出したい場合はプラスチック素材がおすすめです。
PET素材は、紙と比べて耐久性に優れ、プラスチックと比べるとコストが抑えられるというメリットがあります。さらにプラスチック製のクレジットカードと比べて厚みがないので、持ち歩いてもらうカードとしてかさばらないという点で、利用者にとってもメリットがあります。
デザイン
ノベルティカードのデザインは、視認性と印象の強さの両立が求められます。使用用途によっては、派手すぎると逆効果になる場合もあります。たとえば、高級感や信頼性が重視される業種や、シンプル・ナチュラルさがコンセプトの店舗の場合では、カラフルすぎる色使いやポップなフォントなどはブランディングの妨げになります。企業イメージや目的、コンセプトに合わせたデザイン作りが大切です。
企業やブランドのコンセプトに合ったカラーやフォントを選び、コンセプトから外れないようなデザイン作りが重要となります。また、QRコードやバーコードを入れる場合には、読み取れるようにするために余白が必要になり、背景の色と印字の色にコントラストがはっきりしていないと読み取りづらくなるので、配置や色などにも注意が必要です。
発注の際には、作成したデザインを原寸サイズで印刷して、実際の見た目を確認するのがおすすめです。
ノベルティカードを製作するなら

ノベルティカードの製作を検討しているのであれば、信頼できる業者に依頼することも重要なポイントです。
弊社「JEM」では、什器・POP・ノベルティ・販促物などの製作を行っており、オリジナルのノベルティカードの製作依頼も承っております。
一般的な紙製のカードだけでなく、透明素材、リフレクト印刷やシルク印刷といった特殊印刷、ホログラムや硬質塩ビプレス加工など、特殊カードも取り扱っています。
「どんな素材がいいか分からない」「予算もまだ決まっていない」といった段階でも、担当者が丁寧にヒアリングし、ご提案いたします。JEMでは複数の提携サプライヤーと連携しており、お客様に最適な「コスト・納期・クオリティ」でサービスのご提供が可能です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
ノベルティカードを活用してみては
ノベルティカードは、シンプルながらも活用方法が多彩で、低コストで効果的なプロモーションアイテムです。販促目的のクーポンカードから、イベント配布用、ファン向けのコレクションカードまで、工夫次第でさまざまな活用方法があります。
製作時のポイントを押さえ、信頼できる業者に依頼すれば、ブランド価値を高めるアイテムとして大いに活用できるでしょう。
なお、ノベルティカードの活用を検討されている企業のご担当者様は、ぜひ「JEM」へご相談ください。まずは金額を知りたいといったご相談にも対応しており、仕様によっては無料試作のご提供も可能です。